英国でスケート
少し前に大流行したスポーツにブロードスケーティング(日本ではインラインスケートと呼ぶ)がある。普通のローラースケートと違い、幅の狭い車輪が縦に並んでいるので、アクロバット的な動作をすることができ、それが人気の原因ともなっている。
ロンドンでは、ハイドパークなどの大きな公園で歩行者の障害になるということで問題になるほど流行っている。
さて、ミーハーな筆者が試さないわけないだろうという大方の予想を裏切って、いまだにチャレンジしたことがない。道具をそろえるのが結構の出費となるためである。英国では、スケート靴の他、膝当て、肘当て、ヘルメット等をそろえないといけないということになっている。したがって、と言うわけでもないが、アイススケートで代用することにした。筆者は、小さなころから、よみうりランドや向丘遊園でアイススケートに慣れ親しんできたので、取り敢えず、ころばない程度には滑ることができるからだ。
そういえば、よみうりランドのスケートリンクは、時代の趨勢に逆らえずに1991年ぐらいから変わってしまった。それまでは、夏季に流れるプールとして使っていた大きなO字型のプールを、そのままスケートリンクとして使用していた。が、豊島園に代表される種々のプールを一度に味わうことができる総合型(?)プールへと変身してしまったのだ。したがって、スケートリンクも昔のダイナミックな爽快感を味わうことができない小ぢんまりとしたものとなってしまったのだ。古きものを愛する国・英国に住む者としては寂しい限りである。
ということで、アイススケートへと出かけたのである。実は、今日の英国見聞録の中の写真には、筆者が写っている。写真を公開しろという読者からの弱い(強くはなかった)要望に応えて、ちょっとだけ表舞台に出てしまおうというヒッチコック的な初登場となったのである。
アイススケート場は、近くのアレキサンドラパークにある。ここは、筆者お気に入りの公園である。なんといっても、高台から眺めるロンドンの景色が美しいからだ。
スケート場は、それ程広くはないが、それでもホッケーの公式戦ができる程度の広さである。また、この公園がある地域は、ロンドンでもかなり上昇志向が強く、極めて生産的なファミリーが多く住むところである。したがって、娘にフィギアースケートでも・・・というママさんが、子供のスケート教育に通う姿も見受けられる。
一部のやけにうまい人は除いて考えると、よみうりランドでスケートを楽しむ日本人のレベルとまったく変わらない。英国人だからといって、スケートがうまいと言うわけではないのだ。そう、とりあえずスケート遺伝子はないようである。
日本との違いといえば、スケート場に売店がないことである。しかも、時間が2時間と決まっていることだ。売店がないのは、持ち込みが多い英国人気質に合致しているのかもしれないし、スケートを2時間もすれば、翌日、筋肉痛をおこすのに十分な運動量である。まあ、妥当といえよう。
もっとも売店があっても、クリスプスとチップス、それに紅茶程度しかないのだから、あってもなくても変わりないかもしれない(もちろん他のメニューもあるが、筆者の口には合わない、いやあえてお金を出して食べたいという気にならないような物体なのである)。
ということで、最後に筆者が写っている写真を公開しておこう。

だまされたという人もいるかもしれないが、写真公開への要望が多ければ、より大きな写真で登場するかもしれないことを付け加えておこう。
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